お庭からベランダ、エクステリアなどガーデニング回りをスタイリッシュに演出

 

専門家吉谷桂子のガーデンダイアリー ~花と緑と豊かに暮らすガーデニング手帖~

オリジナル・デザインが昨日、発売となりました!

吉谷桂子

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子供のときからずっと、こんな景色を見たい。家の外の景色も家の中も、こうだったら良いのにな。

こんなデザインのものが欲しい。あったら嬉しい。日頃からそう思うものは、常にありました。

そうしたものをイメージする。デザインするのは、それは、私の習性というか。ただそれは、わりに

とるに足らないような。それほど個性的でもなく、わたしにとっては、普通の感じとでも。

とは、いえ、そんなイメージがあっても、そうは簡単に、その通りに実現も難しいし、

思うばかりで 実行不可能なこと。たくさんこれまでもありました。

でもこれは何度もあちらこちらで申してきたことですが、イギリスに移住しようと決めたのは

では具体的に、それは何をどうすれば、こうなるのか?の種明かしを探りに、 観光で訪れていたイギリスの住宅街。

美しくて、心から憧れました。

その窓辺の美しさは、住んでみないとわからないだろうと。で、最初は、一体どうやったらそれが

実現するのか、わかりませんでしたが、ロンドンに移住し、いささか苦労をして、ロンドン北西の

ハムステッドに理想の借家を見つけ、そこに7年近く住んで。いや〜本当に、あの時は本当に嬉しかったです。

毎朝嬉しかった、目覚めてすぐの窓辺。天井。窓の外の庭。庭へでるとイングリッシュガーデン....。

その家の天井高、窓のモジュール、家のなかのあらる美しいと思うものは徹底的に計測をしました。

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それゆえに、今の私の家のリビングルームは、ロンドン時代のわが家を知っている友人からすると、

「ハムステッドの君たちの家 にいるみたいだ」と..。先日もニューヨークから来た友人がそういってたので、ああそうかと。。

庭もそうですが、見たい世界を作る。というのがデザイナーの仕事だと思っているし

見たい世界のイメージが湧かないなら、何もできないように思っていますが、やはりそれ

なんだかんだといって、経験してきたことが積み上がって湧いているイメージからのようです。

私の場合、全く何もないところから、ゼロからの発想ではなく。どこかで見ている。

しかし、まったく同じのコピーではんないつもりです。それなりに自分のカケラを組み合わせているので。

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まあ、キリもなく次から次へとイメージが湧いてしまいます。困ったものです。でも

そうして、考えていたものが現実になるのは本当に嬉しくて。

この春はそうした存在が、庭だけでなく、モノとしてたくさん誕生しました。

見て見て!って。叫びたいほどです。

たとえば、窓から入る日差しをレースのカーテンが受け止めたら、こんなシャドウができる。

木漏れ日みたいな。それって、楽しいじゃない?という具合です。

なので、このカーテンは、今まで、日本では、欲しいと思う手頃な価格のレースカーテンがなかったので、

庭と室内とつなぐには最高のカーテンだと思っているのでした。これはもう!

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この柄は、花の森という名前ですが。木の株元の草花は、ちょっとモリス風です。

以前、私の洋服のブランドがあった時代に、シャツの柄にと木々の森のテキスタイルを作ったものから、

実は、カーテンの機能むけに完全に、作り直しました。(似ているけれど、実は全部のモジュールが違うのでした)

リピートの柄を不自由なく合わせていくのはとても根気のいる作業で、ある時期、

来る日も来る日も、この柄を描いていましたよ!

現在はいったんSOLD OUTになったものもありますが、4月になると生地売りもスタートするので、

ひだ入りのカーテン以外に、ベネチアン・カーテンや、ただ一枚の布を窓にかけるだけの目隠し用とか

好きな用途に合わせて必要な用尺を買っていただくのも可能になります。

 

また、昨日から特集ページも開設していただき、新商品のご紹介をしております。

それぞれの詳しくは、また追って、ご紹介したいと思っておりますが、ぜひ見てくださいね!

https://www.dinos.co.jp/garden/special/yoshiya_s/


■おすすめ特集

吉谷桂子

英国園芸研究家、ガーデン&プロダクトデザイナー。7年間英国に在住した経験を生かしたガーデンライフを提案。さまざまなイベントや雑誌などに出演するほか講師を務め、著書も多数。また国際バラとガーデニングショウやレストランなどの植栽デザインを担当。2013年春にファッションブランド「Shade」を立ち上げた。


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